十年くらい前、東京国際フォーラムの骨董市で神奈川の業者さんから購入。 長らく愛でてきましたが断捨離のため出品しました。 カップの直径9.2cm　取手込みの幅12cm　高さ5.5cm 皿の直径13cm　高さ2.5cm 裏に日本横濱　中村製之（之は造の略？）の銘 エッグシェルまではいかないですが、かなり透光性があり透かすと表の絵がほんのり見えます 大きな傷みや欠けはないように思います。 横浜焼、横浜絵付は明治の横浜開港以来、横浜で焼かれたり、他所の磁胎に横浜で絵付けをなされたものだそう。 私の持っている横浜焼の図譜にはこの銘は見当たりませんでしたが、里帰り専門のお店のHPにこれに似た銘の作品があり、 ①中村英太郎（1905米国の万博で受賞） ②中村鎗次郎（横浜陶器絵付組合副頭取、横浜雑貨売込商陶器部評議員） ③中村貿易商会（大正12年創業） のいずれかではと書いてあり、これももしかしたら上のどれかなのかもしれません。 里帰り品、横浜焼がお好きな方に。 ダブルハンドルのカップは西洋アンティークでも珍しい気が。 コレクションにいかがでしょうか。 Antique Yokohama Ware Double handled cup and saucer