
三国志 3-1 湖南文山自筆 江戸時代 仙台藩伊達家旧蔵
¥17250.00 税込
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三国志 3-1 湖南文山自筆 江戸時代 仙台藩伊達家旧蔵
#三国志湖南文山筆
江戸時代に書かれた「三国志」です。通俗三国志の翻訳者である「湖南文山」による肉筆です。
出品箇所の場面は、「桃園結義」の序文で、「三国志演義」の物語が始まる部分です。
古筆切の上部に旧所蔵者の木村寿禎の落款がございます。
古筆切は糊付け等しておらず、そのままの状態で額縁の中に入っております。このまま展示いただくこともできますし、将来的に掛軸へお仕立ていただくことも可能です。
■落款と旧所蔵者について
「三国志」巻3の目次部分に、落款があります。(10枚目の画像)
・「壽禎」…江戸時代の仙台藩医・木村寿禎
・「玄澤」…江戸時代の蘭学者。大槻玄沢
・「義轍」…天龍寺の僧侶・義轍(湖南文山)
※江戸時代に「三国志演義」が日本語に初めて翻訳されました。翻訳者は「湖南文山」です。湖南文山は、その後の研究により、「天龍寺の禅僧・義轍が着手し、彼の病没後に弟の月堂が完成させた」との記録が発見され、「湖南文山」は、「義轍」の筆名であることがわかりました。
■寸法
古筆 縦24.2㎝、横8.0㎝
額縁 縦34cm、18.3cm
※額縁は木製、表面はガラスです
■読み下し文と現代語訳
<読み下し文>
入て薬を採(とり)、一人の翁(おきな)に逢(あふ)。この翁眼(まなこ)の内碧(みどり)に(して)、顔は童子の如く、手に藜(あかざ)の杖を携へ、張角を呼(よん)で怪(あやし)き洞(ほら)の中に到り、三巻の書を授(さずけ)て申(もうし)けるは、これを太平要術と名づく、汝よく此書を讀(よん)で、唯つねに道を行(おこなっ)て善を施し、天に代(かは)りて普(あまね)く世の人を救(すくは)ん事を思へ、若(もし)悪心を起しなば、必ず身を亡(ほろぼす)べきぞと云(いひ)ければ、張角再拜(さいはい)(して)其名を問ふに我は南華老仙なり
<現代語訳>
薬草をさがしているうちに、一人の老人に出合った。その目はあおく顔はわらべのごとく、あかざの杖をついていたが、張角を一つの洞穴に呼び入れ、天書三巻の巻物を授けて言うには「この本の名は太平要術じゃ。なんじこれを得たからには、かならず天に代って教化をひろめ、あまねく世人を救うのじゃ。もし悪心をきざすことがあれば、むくいは必定じゃぞ」。張角は平伏して老人に姓名をたずねると「われこそは南華老仙なり」
(完訳 三国志岩波文庫)
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ホビー・楽器・アート##美術品・アンティーク・コレクション##書
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Update Time:2025-05-30 01:42:47
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