ご覧頂きましてありがとうございます。 こちらは江戸時代に製造された古伊万里の「染付芙蓉手皿」で、直径15.5cmの6枚組となっています。染付芙蓉手とは、中央に風景や草花を描き、その周囲を花弁形に区切ったパネルで囲む意匠で、視覚的なリズムと構成美を生み出す古伊万里特有のデザインです。この皿にも、その芙蓉手の魅力がしっかりと表れており、中央の絵柄と周囲の文様が見事に調和しています。 　藍一色で描かれた染付は、呉須による濃淡の表現が豊かで、手描きならではの繊細さと温かみを感じさせます。江戸時代の作品らしく、6枚それぞれに微妙な個体差があり、量産品にはない味わい深さが魅力の一つです。また、15.5cmというサイズは使い勝手が良く、前菜や和菓子の盛り付けに適しており、実用性にも優れています。それでいて、置いて眺めるだけでも十分に楽しめる装飾性を備えている点も見逃せません。 　さらに、裏面の高台や釉薬の焼成痕などからは、時代を経た器ならではの風格が感じられ、古伊万里ならではの美意識と技術の高さを今に伝えています。保存状態も良く、実用にも鑑賞にもふさわしい、コレクター垂涎の逸品です。 ※一枚カケ、一枚ニユウあります。画像16.17参照 ★寸法★ 直径16.5㎝ 高さ2.2㎝ 陶磁器の町、佐賀県伊万里市在住で古物商（第911100009525）を営んでおります「陶磁器ヨーソロー」と申します。 古伊万里、現代作家もの、個人で製作活動しているレアな窯元、有田焼伊万里焼の陶磁器を中心に出品しております。 未使用品に関しては陶磁器商社、骨董に関しては古物競りやコレクター依頼品でございますので、ご安心くださいませ。